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HARRY(ザ・ストリート・スライダース)27歳〜その音楽ルーツ、作曲スタイル、日本語で歌うことへのこだわり

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The Street Slidersデビュー40周年を記念して豪華アーティストにより甦るトリビュートと、スライダーズ自身のオリジナル音源の豪華2枚組が3月22日リリース決定!
【The Street Sliders 40th Anniversary Site】
https://tss40th.com




HARRYこと村越弘明は、1980年代〜90年代の日本のロックシーンにおいて大きな足跡を残した伝説の4人組THE STREET SLIDERS(ザ・ストリート・スライダーズ)のヴォーカル&ギターであり、バンドにおいて大半の楽曲を作詞作曲した男だ。
彼は27歳の時に、ある意味バンドの黄金期とも言えるブレイクポイントを迎え、初の武道館公演“天国と地獄”を目前にしていた。
12inchシングル「Back To Back」(’86.06.21)、7th シングル「Special Women」(’86.11.01)、8th シングル「Boys Jump The Midnight 」(’87.01.21)を立て続けにヒットさせ、5作目となるアルバム『天使たち』(’86.11.21)を引っ提げて多忙な時期を過ごしていた。
1983年のデビュー以降、バンドのフロントマンとして独自のロックンロールスタイルでシーンを切り拓いてきた彼は、ちょうどこの時期に出版された『夢の跡/ザ・ストリート・スライダーズ』のインタビューで、当時の心境を不器用ながらも丁寧に語っている。

「将来のことなんてわからない。考える気にもならないし、先のことを想像するなんて退屈でたまんない。」


デビュー以来、雑誌のインタビューやラジオ・テレビ番組では“ほとんど喋らない”姿勢を貫いてきた彼が、その本の中では(珍しく!?)音楽を始めたきっかけやロックと出会ったときのことを口にしていた。

「音楽を始めたきっかけはギター。理由はよく憶えてないけど…とにかくバンドが好きだった。それも歌じゃなくてギターね。歌はあんまり自分にできそうもなかったし(笑)なんてのかな…バンドの真ん中に立ってマイクを持って歌うってのは考えらんなかった。」


彼はロックと出会った当初、ビートルズやローリング・ストーンズ、そしてヴェルヴエット・アンダーグラウンド、ドアーズ、Tレックスなどに熱狂していた。

「俺の場合は動機が軽くてさ(笑)ただカッコイって思ったんだよ。特にスリーコードの曲とか。」


曲を書くのが昔から好きだったという彼は、作曲についてこんな持論があるのだという。

「ホイホイできちゃうのって、あんまり愛着がねぇじゃん。こんなの誰でも書けるじゃねぇのとかさ。だから、いいリフなんか頂戴してきてくっつけても、俺は全然嬉しくもなんともないんだよね。そういうのは色んな人の感覚に訴えるのかもしれないけどさぁ。なんかこう、自分で作りだして、ちょっとグロテスクなものになるかもしんないけど、そういうのが凄げぇ好きなんだ。そういう“オリジナル”が好きなんだよ。」


自分で詞を書き始めたのはスライダースを始めた時だった。

「最初の頃は面白い言葉とはあれこれ引っぱり出してきて、それをロックっぽい脚色にしてただけだったから“自分の言葉”でもなんでもなかったよ(笑)今はと言えば…あまり人のためになんて歌えないんだけど、悲痛なもの、リアルなものを表現できるようになったのかも。」


彼はそれまでに自分で書いた曲の中で一番好きな歌詞を問われると、いつものように少し間をあけて喋り出すのではなく…躊躇なくこう答えた。

「気分によって違うけど“のら犬にさえなれない”がルーツだと思う。やっぱり日本語で歌うのが好きだしさ。」



最後に“HARRYにとってロックンロールってなに?”と問われると…彼はいつものように言葉すくなめにこう答えた。

「いちばん興味があること。」


“長くやっているとその興味がなくなったりしない?いつか興味が絶ち消えたりする日ってこないかなぁ?”と、さらに聞き出そうとするインタビュアーの質問に対して一言。

「ないね。ロックンロールが形式だと思ってるなら別だけど。」





【HARRYオフィシャルサイト】
http://www.harry-station.com


<引用元・参考文献『夢の跡/ザ・ストリート・スライダーズ』著者:宇都宮美穂/沼崎敦子(JICC出版局)>






こちらのコラムの「書き手」である佐々木モトアキの音楽活動情報です♪
宜しくお願い致します。





【歌ものがたり2023 今夜すべての歌酒場で】

1月14日(土)長崎タンゲ食堂
1月15日(日)佐賀(唐津)DEN
1月20日(金)大牟田BAR LAST NUMBER
1月21日(土)行橋Rock ‘n Roll Bar Memphis
1月22日(日)二日市COFFEE AND CIGARETTES
1月26日(木)福岡(警固)呑処 岡ひろ
1月28日(土)米子 海あに💋
1月29日(日)岡山Record BAR COZY
1月30日(月)兵庫IL grazie伊丹店
2月9日(木)名古屋 ROLLING MAN
2月10日(金)京都Bar USAGI
2月11日(土)浜松Esquerita68
2月12日(日)東海市 Funky LIVE Diner ダイナマイト
2月18日(土)福岡 Bar KINGBEE💋
2月19日(日)大分・宇佐 Michiyard cafe
3月10日(金)札幌 天狼星(ドッグスター)
3月11日(土)札幌 SALINAS💋
3月12日(日)埼玉(北浦和) パラダイスロード
3月25日(土)佐賀 雷神💋
3月26日(日)大牟田 割烹居酒屋てん


↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12733736025.html








【佐々木モトアキ×Keith “唄うたいと雷神” Spring/Summer 2023 Japan Tour #1】


2月3日(金)富山・高岡GOOD FELLOWS
2月4日(土)金沢JealousGuy
2月5日(日)新潟 Live Bar Mush
2月23日(木・祝)広島NANA
2月24日(金)岡山Desperado
2月25日(土)米子 海あに
2月26日(日)松江MUSICA LIBERUM @Miz
3月4日(土)横浜Bar Brixton Market
3月5日(日)静岡・三島 ぐらBar’s
3月16日(木)沖縄・コザ CROSSOVER CAFE’614
3月17日(金)沖縄・那覇 Output
3月18日(土)沖縄・伊江島 Bar’n ZERO
3月20日(月)福岡 Bar KING BEE
3月21日(火・祝)福岡 Bar KING BEE



↓チケットご予約&公演詳細・共演者情報はこちら
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12772950670.html




佐々木モトアキの楽曲「You」のミュージックビデオです♪
映像編集、ポートレート(写真)撮影共に、佐々木モトアキ本人が手掛けております。
とてもシンプルな技法ですが、何よりも登場する皆さんの表情が素敵です✨
人が“目を閉じている”表情。
その“瞼(まぶた)に浮かんでいる”誰かの顔。
繋がってゆく“一人ひとりの想い”が、100通りの、いや1000通りのドラマを描いてくれています。





佐々木モトアキ
執筆、動画編集、音楽・食・商品・街(地域)に関わるPRなどなど…様々なお仕事承ります。

例えば執筆・編集のお仕事として、、、
「ロック」「ジャズ」「ブルース」「R&B」「シャンソン」「カントリーミュージック」「フォークソング」「歌謡曲」「日本の古い歌」など、ほぼオールジャンルのページ企画・特集に対応いたします。
ライブイベントの紹介・宣伝文や、アーティストの紹介文なども対応できます。
音楽以外のライティングとして、WEBページの作成・リニューアル、各種パンフレット作成に伴う「店舗のご紹介」「メニューご紹介」「企業・会社のご紹介」「商品のご紹介」などなど様々なPRに関わるお仕事も承ります。


音楽、人、食、商品、街(地域)…私たちが関わるものすべてには“ものがたり”があります。
あらゆるものに存在する、ルーツや“人の想い”を伝えながら「誰が読んでもわかりすい読み物」をお作りいたします✒
お気軽にご依頼のご相談・ご連絡ください♪
sasa@barubora.jp
090-2669-2666

【佐々木モトアキ プロフィール】
https://ameblo.jp/sasakimotoaki/entry-12648985123.html

【TAP the POP佐々木モトアキ執筆記事】
http://www.tapthepop.net/author/sasaki

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